2015年3月15日日曜日

田中さんちの篠がカゴになるまで




横浜の友達が、篠竹が生えて困っているというので見に行ってきました。

わ。めっちゃ生えてる。

これ材料になるんだよ、と言っても無反応。ジャンルが違うから雑草にしか見えないらしい。

全伐したいという相談ですが、この藪が崖崩れを食い止めている可能性があり、おすすめできません。少しずつ刈りながら見た目を整えていくほうがよさそうです。



とりあえず数本刈り取って


フク取り


ここの篠竹は汚れもなくてきれい。
しかも節くれだっているのでいい味が出そう。


はい、次は小割!

あれ?この新子は思ったより柔らかくてダメだ。。。
歩留まりが悪くてギリギリの本数しかできなかった

ここの篠竹は 2-3 年生がベストかも知れないなあ


幅決めしてせん掛けしたところで 3 時間経過。
ようやくヒゴの出来上がり。


六つ目編みで編んでいきます。
最近、手に持ったまま編めるようになってきた。


底編んで…


胴を編み上げて...


フチは真竹で。
楕円にするときは麻紐でしばって型付け。


仮留めして


ささらをまわして籐で巻きます


フチ巻き完了。
ギリギリの本数でだましだまし編んで 6 時間。
怪しいながらも、なんとか形になった。


さいごに持ち手のかたちを決めて、タコ糸で結わえたら完成。

節高で無骨な出来上がり。
裏山の篠も捨てたもんじゃないぜ。


本日の工数
ヒゴ作りも含めて 10 時間+

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