2017年3月30日木曜日

テレビ欄の片隅に

わたしがベトナムでフラフラしている間に、竹もりの里 にテレビの取材が来たようです。
もしかしたら工芸部もちょっとくらい映るかも。

4月3日から7日まで、BS 朝日の5分間番組「緑のコトノハ」で放送されます。
時間は変則的で、月木金は 8:54 から、火水は 6:56 から。

以前からときどき取材を受けていたようですが、メインで取り上げられるのは初めてじゃないでしょうか...

竹もりの里をちょっと覗いてみたい方、この機会にどうぞ。

2017年3月27日月曜日

ART x MIX の片隅に

というわけで、ベトナムからの帰路。
エコノミー席で「この世界の片隅に」を見て、号泣しながら帰ってきました。

戦争の描写はもちろん、人さらい、遊郭、闇市など、広島のばあちゃんに聞いたことのある情景がさらりと描かれていて、アニメだけどとてもリアルな作品でした。

衝撃波で震える窓…

そのころ千葉では、ART x MIX の片隅で開催される地域プロジェクトの詳細が徐々に明らかになってきていたのです。 

チラシの片隅に書いてあったこれが、

気が付いたらこんなことになっとった!

http://ichihara-artmix.jp/pdf/00_chiiki-project.pdf
すごい。なにこれ。文化祭?(笑)
各団体の出展日はこの 地域プロジェクトパンフレット に掲載されています。
竹もり工芸部は「もりびと」さんと一緒に参加します。

工芸部みんなの竹細工の他に、「一本の竹から」というテーマで制作展示を行おうかなと考えています。
(スペースがもらえれば、ですが (^^;)

在廊日など、詳細は 4 月上旬にお知らせできそうです。

※ART x MIX へのアクセスは、こちらのパンフレット に掲載されています。

2017年3月26日日曜日

ぶらりベトナムの旅 ③ハノイばったり食い倒れの巻

「ちょっとした問題がアルよ」
ハノイに戻ってきた私に、フロント係りがひとこと。

え?今度はなに?

「アナタが泊まる部屋がないよ」

ええっ?
なにこれ?どうしろっていうの?

「ちょっとダウングレードだけど他のホテルの部屋を用意しといたからね」
さすがに今回はきまり悪そうです。

「おまけしとくから、ね」

時刻は午後 7 時。
もう、仕方ないなあ~!

というわけで、旧市街の別のホテルに移動です。

アップグレードされた新築ホテルの部屋から、ビミョーなビジネスホテルへのダウングレード。

トテモセツナイヨ

明日の出発まで快適なホテルの部屋でゴロゴロしちゃおうかなって思っていたのに。

しかたない。ホテルは寝るための場所と割り切って食べ歩きだ!

このビジネスホテル、部屋はともかく、おいしいお店に囲まれていて立地だけは抜群だしね。
晩ご飯は食べないつもりだったけど、そこにチャーカーラボンの店があるから、食べにいくか。
しくしく。
美味しい。。。

最終日も出発まで歩きまくって食べまくりです。
道を渡るのももう怖くありません。
朝食のタロイモ コロッケがうますぎてお代わりしたくなるのをガマンしてチェックアウトし、
国立美術館に向かいます。
あ、お芋おいしそう。
いかん、いかん。
トラップにはまりそうになりながら美術館に到着。
小さいながら、古代から、近代美術、工芸までカバーしていてとてもいい美術館でした。
民族衣装のスカート。
当たり前ですが、お土産屋さんのものとはクオリティが全然違います。

竹製品も数十点ありました。
これは...
帽子?

時間があればもっとゆっくりしたかったのですが、飛行機の時間が迫ってきたのでホテルの方角に戻ります。
ホテルの向こう側に、おいしいバインミー屋さんバインミー25があるからです。

まあ、うまいうまいいうてもたかがサンドイッチじゃろ...

(゚д゚)ウマー

道を歩きながら味見のつもりが半分食べてしまった。
まだチェーを食べなければならないのに。。。モグモグ。

「あ、あんた何してんの」

昨日マイチャウで一緒だったカップルに遭遇。
これこれこうでこんなヒドイ目に合って...

「アハハ。うちらも同じ目に合ったことあるよ。」

まじすか?
ハノイ恐るべし。

ルトゥラタでバナナチェーを食べながら、
ホテルの予約がそんな調子なら、ホステルの方が確実かもしれませんね、なんて話をして別れました。
お腹いっぱいでたどり着いた空港。

ここで最後のフォーを食べるか、さっき買ったバインミー食べるか迷いながら歩いていたら

「あ、あんた何してんの」

昨日マイチャウで会った、ギャップイヤーの青年に遭遇。

これこれこうでこんなヒドイ目に合って...

「俺もです!」

え?

「昨日ホステルに帰ったらベッドがなかったよ。アハハ」

ハノイ恐るべし。

でもまた行きたいなあ。
おいしいものがいっぱいのカオスな街に。

2017年3月24日金曜日

ぶらりベトナムの旅 ②マイチャウ編

そんなこんなでハノイに着いたのもつかの間、北ベトナムの農村部マイチャウに向かいます。
そもそも今回の旅、もともとホアビンにあるモン族の博物館に行こうとしていたのですが...ザセツして、ツアーのあるマイチャウに行先を変更したのです。

モン族の博物館は2016年に American Prize という建築賞を受賞しました。しかしながら観光ルートに取り込まれることもなく。(地元では竹の建築は珍しくないのかもしれませんね (^^;)
私たち観光客を乗せた送迎バスも、ホアビンの町をただただ通り過ぎていくのでした。
途中休憩で竹筒ご飯を食べたりしながら 3 時間のバス旅。
到着後はサイクリングしたり村を散歩したり。
ガイドさんですらわからないばあちゃんの話を聞いたり。
次の日は、ツアーの目玉、プー・ルオン国定公園にバイクツアー。
途中の工場ではピストン式の機械で竹箸を作っていました。
大量の屑が出るわけですが、これは製紙材料になるんだとか。
 プー ルオン のふもとの村で第一村人を発見。
屋根を葺くヤシの葉をとりに来たようです。
バイクで走り去る村人を見送り
水牛ににらまれながら、川を越え...
山を越え...
(さっきの竹箸の材料はここから来ているようです)
棚田のある村に到着

水は湧き水を引いているようです。

「水は上から引いているんだよね」
「ウン」
「枯れることないの」
「ないよ」

不思議だ。
でもだからここに人が住んでいるのかな。
ふもとの村で食べたごはんもおいしかった。

ふと見ると、ここんちの壁にも竹なたが刺さっていました。
日本の竹なたよりもかなり大きく、先端に幅があります。

竹を伐るのも、これを斧のようにして伐るらしい。

竹細工屋さんは見かけませんでした。どうやらここでは必要なものは自分たちで作るようです。

2017年3月22日水曜日

ぶらりベトナムの旅 ①ハノイへの道

「ヨーロッパで竹細工ができるなんて思わなかったわ~
ベトナムのご先祖様と同じことが体験出来てうれしいです♪」

ベンドール島のワークショップに来てくれたディディさんのコメント。

そんなに喜んでもらえるなんて~
遊びに行っただけなのに、誰かの役に立てて、こちらこそありがとうございます!

そういえば、ベトナムも日本に輸入される竹細工の産地だよね。
有休消化しろって言われてるしな。
よし。じゃ、行くか。

というわけで、ぶらりベトナムの旅の始まりです。
中国の霞を越えて、飛行機は飛んでいきます。

東南アジアってあまり行ったことがないのでドキドキしていたのですが、予想通りの珍道中…じゃなくて思い出深い旅になりました。


出発直前、ハノイのホテルから突然のメール
「アナタの予約したホテルは閉館したから、別の部屋を用意したよ♪」
ええっ?Σ(・・;
なにこれ?詐欺?詐欺なの?
旅はまだ始まってもいないのに、いきなりのトラブルです。

「アップグレードしといたからね♪」
悪びれない態度の予約係。

仕方ない。ていうかもうどうしようもないし、行くしかないべ。
ホテルについたらちゃんとアップグレードされてて、前のホテルもちゃんと閉館していました。笑
よかったーε-(´∀`*)

何か事情があったのね。
「うん。前のとこ、大家さんとモメて、先週引き揚げてきたの」


なんじゃそりゃ~
そんなこんなでスタートしたハノイの旅ですが、話に聞いていたよりも秩序があって、人もやさしく丁寧でした。

カオスに見える道路の渡り方にだって地元ルールがあるようで
「左右見て踏み出して、向かってくるドライバーの方を見ながら、ゆっくり歩けば渡れるよ」
地元学生のタン君にハノイの街を案内してもらいながら、道路の渡り方を習得。
この道さえ渡れれば、もう怖いものはありません。ありがとう、タン君。
ハノイの旧市街は道ごとに専門店が集中していて、浅草をにぎやかにしたような感じ。
泊まるはずだったホテルも Hang Vai という竹屋通りにありました。
本当に閉まっていた。
 竹屋通りは短く、お店は3件ほどでしょうか。
梯子や竹がたくさん売られています。

旧市街をぶらぶらした後、夕方にはオペラ座へ。

優雅な空間で、たまたま公演していた竹のサーカスを見て、ハノイの 1 日を満喫しました。


夜のホアンキエム湖も散歩の人が多くて、ハノイの街は聞いていたよりもずいぶん穏やかな感じです。

明日は農村部のマイチャウに向かいます。