2016年8月22日月曜日

今秋の展示: 廣島一夫さんの仕事展@ギャラリー KEIAN


「日之影の竹細工職人、廣島一夫さんの仕事」展
2016/10/6(木)-11/13(日)
木、金、土、日 11:00-18:00 OPEN

この秋、東京のギャラリーKEIANで廣島一夫さんのカゴの展示が行われます。
「感動するほど美しい道具」といわれる廣島さんのカゴ。
日之影村にあることは知っているのですが、高千穂ははるか遠く…
そんな廣島さんのカゴを東京で見られる貴重な機会です。

8/31 までクラウド ファンディングも行われています。興味のある方はこちらものぞいてみてください。

https://camp-fire.jp/projects/view/8164 




さし六つ目の手提げかご


あっと言う間に、もう夏ですね。
というわけで、ゆかた小物の手提げかごを作ってみました。
ステップ1
ベースの六つ目はいつも通り。
ステップ2
ここからさし六つ目になるんだけど、
差してけばいいんじゃろう。
ステップ3
縁を付けて…
ステップ4
軽く湯通しします
こうしておくと型が安定して
傷みにくくなるそうです。
ステップ5
取っ手をつけるところをつけて
ステップ6
積層曲げ木の要領で取っ手を整形します。
熱で少し型を付けておけば、竹でも積層整形ができるようです。
ステップ7
取っ手を籐で巻いていきます。
籐の巻き方は、八木澤正 先生の教室で習ったものをアレンジ。
本体が完成しました。
総工数 12.5時間。
こまごまとした作業をスキマ時間で片付けて、二週間で完成しました。

あとは袋を付けるだけ。
手作りバッグでお出掛けウキウキ

あ…

そう言えば、ゆかた持ってないわ。

本日の工数の内訳
ステップ1  2時間
ステップ2  3時間
ステップ3  2時間
ステップ4  数十秒
ステップ5  20分 x4
ステップ6  2時間
ステップ7  30分 x4







2016年8月19日金曜日

夏休みの準備

 
むし暑い日が続く中、夏休みの準備が続いています。
 
「ねえ、フランスどうだった?」
 
と、会うたびに人に訊かれながら。
 
「...まだ行ってない」
 
どうも、みんなに予告するのが早すぎたようです。
半年も前に旅行の予告をするアホはいないよな~
 
でも準備は思ったよりも大変だったので
本人はテンション上がり気味でちょうどよかった。
 
ベンドール島に持っていくかごも、だいぶ出来てきました。
ワークショップの準備も。

今回はベーシックな六つ目カゴを編んでもらいます。
六つ目は竹ならではの編み方だから、
竹のないフランスでは珍しいのではないかと考えたのです。

「欧米人は日本人ほど手先が器用じゃないのに大丈夫なの?」

...正直不安です。そこで

「ものすごーく時間かかって、地味なものしかできなくても許せる、
我慢強いひと限定」

と、対象者を絞ったところ、
ほとんどの参加者が本物の職人さんになってしまいました。
アハハ、自分でハードルあげちゃった~(*´∀`)

ともかく日本から持って行った竹に触れて、
インスピレーションにしてもらえたらいいな~と思っています。

もう一つ。
ワークショップを成功させるのに重要なのが、材料の準備です。

必要な竹ひごは 300 本。
さすがに自分ちでは無理なので、公民館の美術室を借りて作業しました。
一日かけて、せっせせっせとヒゴをひいていきます。

「あの人、なかなか編み始めないわね~」
...と職員さんたちに思われているに違いません。

あとはこれをどうやって飛行機に乗せるか、
シャルルドゴールで荷物が消えたらどうするか、
入国の際に道具を取り上げられたらどうするか...

出国はまだ来月なのに、珍道中の予感でいっぱいです。