2017年1月30日月曜日

茶こしの作り方 (本体)

一節の竹で、簡単に材料が作れて
2 時間ぐらいで編めて、実際に使えそうなもの、
ないかなあ...

(そんな都合のいいもんないだろ)

と思いながら、食器棚を漁ってたら、ありました!
竹製の茶こしです。

竹細工を始めるずっと前に買ったもので、
最近使ってないからすっかり忘れていたよ。ははは。
このサイズなら、節間 40cm 以上の竹があればできそうです。

まず、本体から。

底は、6㎜ 幅のヒゴが 3 本。半分の長さに切って、6 本にします。
胴は、1.5㎜ 幅の薄い柾割りが 20 本。

菊底の要領で、ひごを癖付けして広げます。
このとき、1 本だけ片側に割りを入れておきます。(写真左下)

全部ぐるりと回すと厚みが出てしまうので、
3 本ずつ重ねたものを 2 セット重ねるようにします。

こんな感じで。
手で押さえながらござ目編みしていくと

バドミントンの羽根みたいになって
形が安定します。

あとはひたすらぐるぐる巻いていくだけ。
1時間ほどで本体の完成です。

問題は柄の部分。
お手本にした茶こしは東南アジア製らしく、
籐がふんだんに使われています。

籐って買うと高いんだよね...

本日の工数
本体を編むのに 2 時間
材料づくりを簡単にする方法を模索中









2017年1月10日火曜日

網代の平ざる

そんなこんなで今年もせっせとかご作りです。
根性も座っていないし、すごく器用ってわけでもないので、
どこに向かっているのか自分でもイマイチ分かりませんが。

「そんなことはない。お前にもいいところがある」
師匠曰く。

「お前のいいところはな、んーと、んーと...」

ナンダロウ

「腕力のあるところだ」

Σ(゚д゚lll) そこ❓

たしかに腕力は材料づくりに役立つけど...

今回は網代編みで、ヒゴ作りの後は、
薄く割いたり、ひたすら手先を使う作業です。
 ペラペラにしたヒゴを並べて
 3 本飛ばしで編んでいきます。
模様が見えてくるとなんとなくうれしい。
網代編みはバリエーションが多く、いろんな模様ができるそうだけど、
今回はこのまま編み進めます。
数時間後…
一辺 40cm の底が完成。
立ち上げはなく、後は縁を付けるだけです。

本日の工数
間違ったり直したりしながら
ひたすら網代編み 4 時間
編み方は単純なので、慣れたらもっと早く編めそう。