2015年5月29日金曜日

菊底編み

そういえば、菊底編みって、まだやってなかったなあ…

ていうか、最近遊んでばかりで編んでないよね。

というわけで、今日は菊底編みに挑戦します。
材料は、あらかじめ揃えてMUJIのボックスに仕舞っておいたので
水を注げば準備完了。
骨ひごを放射状に広げて
ぐるぐる、ぐるぐる…
骨ひごを追加して
ぐるぐる、ぐるぐる…
おお。なんか、菊底っぽくなってきたぞ。

難しくはない。

ただ、やっぱり時間がかかる。
本体を編み終えたのは、日が傾きかけたころ。

サブちゃんのヒット曲、与作のメロディが脳裏をよぎります。

もう日が暮れる〜♪ ほ~ ほ~・・・


本日の工数
ぐるぐる編んで4.5時間

参考資料

2015年5月25日月曜日

高くてビックリの巻

皮籐をひと束買いました。

噂には聞いていたけど、た、高い!
500g で 6000円て、高級品だなあ。

本体の竹はタダなのに!笑

主要産地のインドネシア政府が輸出規制を強化したため品薄が続いているらしい。

竹工芸の教室にも籐をやめた人いるようだけど、そのせい...?

だからと言って竹細工する人がそれほど増えるわけでもなく、エコクラフトのほうが流行ってる。

手芸のハマナカの「エコクラフト」という専用テープを買ってきて使うの。
エコクラフトの材料は再生紙だから、とってもエコ。

って、竹細工のほうがもっとエコだよ。

タダだし。
ただ流通してないだけでさ。

売ってるものしか手に入らないって、なんか不思議。

籐なんか高価だけど、まだ流通してて、スマホからポチッとするだけで買えるのにな。

それはともかく、縁巻きまで竹でできたら、原材料費0円か…よし。次はこなし剥ぎに挑戦だ。

通販サイト
小西のラタン


6mm 幅を 500g 購入。
幅が太いような気がする。次回はもう少し細いものを買おう。
意外と大きくてかさばるので、小束のほうがよいかも。


2015年5月20日水曜日

日本民家園 春の領分会

GW のある日。
日本民家園 にやってきました。


お目当ては 民技会 の作品頒布会。


この日は 2 日目。
1 日目にだいぶ売れたみたいだけど、まだいいもの残ってる。

今日買っていいのは1個だけ。
1個だけだよ!
磨きの片口じょうけ。
うーん。どうしても選びきれない。
結局、手前の 2 つをいただいてきました。
直しのあとが少しあるものの、丁寧なつくり。
これ、何時間かかるのかな。
2つで4,000円では申し訳ないんだけど、民技会は技術伝承を目的とした活動らしいので、この価格で頒布なのかな。工数を反映するといくらくらいになるんだろ…

そんな疑問を持つのは工数マニアの私くらいでしょう。
とってもお買い得です!
年二回開催。次は秋だね。

さあ、用も済んだし、民家でも見て帰るか。
民家園の建物の中でも異彩を放っているのがこちら。多摩川の船頭小屋です。

洪水がきたら担いで移動できる。モバイルやん。

後ろからついてきたアメリカ人が「ゴーレムの家みたいやわ」と言っていました。

ああそうだよ。
うちらのじいちゃんたちの時代までは、こうだったわけよ。

ここに住んでたわけじゃないと思うけど、こんな小屋も使ってたんだよ。
電気もなくて、いまとぜんぜん違ってたんだよ。たぶん。

小屋があった場所の写真。
へー、これ川崎にあったんだ。

いまの暮らし、100年前には考えられなかっただろうな。

さあ、喉も渇いたし、コンビニでアイスコーヒー買って飲みながら帰ろう。

2015年5月16日土曜日

竹細工の旅③ 別府編

ようやく別府に到着しました。
今日は旅の最終日。
念願の地獄蒸しプリン。
カスタードは硬く、カラメルは苦く、完璧な蒸しプリンです。


お昼は鉄輪温泉の地獄蒸し料理。

午後は、地獄蒸しで相席だった大分県民から聞いた、おすすめスポット。潮騒の宿、晴海へ。

1600円のランチをいただくと、ラウンジでのコーヒーサービスと、海の露天風呂がついて来ます。

一番最後の客となり、たまたま空いていた別府湾の見える席に案内されました。
いいねえ。

そうです。わたしはまたもや竹細工のことを忘れて、遊んでしまったのです。
山正 にたどり着いたのは空港行きバスに乗る 30 分前...
うわ。ないよ。お店がない。

と思ったら、更地の向こうに 山正 だけがポツンと残っていました。
びっくりしたなあ。

おかみさんからお話をチョットきいてみたり、なぜか途中で雑貨屋の手先に間違われたり、短い時間でしたが、けっこう面白かったです。

どうやら、仕入れを通さずに作者から直接買い付けようとする雑貨屋さんが多くなっているようです。
ふーむ。なるほど。
店内にはところ狭しと竹細工がならんでて、よく見ると面白いものがありそう。ですが、ここでついに時間切れ。

別府の伝統工芸館や、大分の美術館 OPAM にも行ってみたかったけど、断念。

20年ぶりの九州は見たいものがいっぱい。記憶よりももっと面白い場所だった。

羽田から大分まで、飛行機で1時間半。
見逃したものは沢山あるけど、またおいでってことかな。

そろそろ東京に帰ります。


2015年5月13日水曜日

竹細工の旅② 日田・由布院編

「竹細工はもういいから、水曜どうでしょうに出てた石橋を見に行きたい!」…友達が反乱を起こしたのは、2日目のことでした。

竹細工の旅あらため、どうでしょう旅の始まりです。


これが大泉洋の渡った石橋だね。


大泉洋が食べたかもしれないたこ天…


大泉洋が来たかもしれない小鹿田焼きの里だよ!

ウソです。ごめんなさい。
単にわたしが来たかっただけ。

小鹿田に来るのは20年ぶり。
川のせせらぎ、唐臼の音、

昔のまま残されています。

一週間後に陶器市があるらしく、どの窯元もみんなガチで作陶中。おしゃべりするヒマのある人はいません。
「うつわはもういいから、お昼ごはん食べたい」

だよね〜

というわけで、集落の奥にある蕎麦処を目指します。

村で唯一のお食事処。
正直、まったく期待していなかったんだけど、蕎麦がおいしい!田舎風で食べ応えあります。
「本日の蕎麦」のボードに、たしか熊本産と書いてあったな。


小鹿田から由布院までは、車で約1時間。
有名旅館、玉の湯の物産コーナーで竹細工を見つけました。
ふーん。角っこはこういうふうに処理するんだ。

モダンなデザインのカゴが揃ってます。それなりのお値段だけど、この旅館に泊まる人ならおみやげに買えるだろうなあ。

老舗旅館を横目にみながら、本日の宿へ。上の杜 という小さな宿で、おかみさん1人で切り盛りされてます。
お食事も、チェックインのときにいただいたお茶も美味しかったなあ。
プチホテルの日本版という感じ。小さな宿が好きな方にオススメです。

由布院には竹聲館という竹細工屋さんがあります。以前は無量塔の近くにあったようですが、現在は街中の川沿いで営業中。

息子さんが切り盛りされているそうです。
店舗では、由布院で作られたものを中心に販売されていました。控えめに作者の名前が表記されていたりして、しっかりした作りのものが沢山ありました。

ここから別府に向かう途中には、他にも、カトラリーの 匙や などがあるようです。

「そんなことより、炭酸ぷちぷちの ラムネ温泉 に行きたい」

なにそれ、楽しそう。

どうやら、目的地の別府にはまだまだたどり着けないようです。

2015年5月8日金曜日

竹細工の旅① 福岡八女編

九州の八女に行ってきました。

八女といえば八女茶。
老舗の茶商、許斐園では八女茶についてお話を聞いたり、試飲して購入することができます。
この日は、拝見場で試飲させていただくことができました。
さすが、水色鮮やか。


もう一つの名産品が仏壇。
仏壇づくりにはさまざまな工芸技術が必要。むかしの八女にはさまざまな職人が集まっていたようです。

木工だけでなく、一時は竹細工も盛んだったとのことで
伝統工芸館には編み見本がずらり。


飯ジョウケかな?
九州らしい形だね。

お茶を作る道具も展示されていました。
地元で使う道具を竹で作っていたようです。
ずいぶん大きいですね。

併設の物産館でカゴを購入。
おおらかで、なかなかいいかたちしてます。

この町の観光の主役は、町屋。
無料で見学できるところもあって、なかなか見応えあります。
二階の天井が高いのは、木材の産地が近く、長い柱が手に入りやすいからでしょうか。

町屋を利用した雑貨店、うなぎの寝床もこの町にあります。
地元の工芸品を中心に扱ってます。


入り口に買い物カゴが陳列されていました。
お値段は高いけど、ヒゴの処理が非常にきれいです。

いいなあ。
いつかこんなヒゴが作れるようになりたいなあ・・・。

通販もあるとのことなので、カゴは後日検討として、この日は久留米絣の端切れを選んできました。

今作ってるかごバッグの内張りにするんだ。

スタッフの方が久留米絣についてていねいに説明してくれました。
いろんな柄があって迷いますが、淡色にトンボのような模様が入っている端切れを購入。


八女に行く前、知人からは「何もない町だよ」と言われました。
八女に着いたら、町の人も口々に「何もない町でしょう」と言ってたし。

でも、とっても楽しかった。

2日目は、中央大茶園の茶畑を眺めながら、大分に向けて出発します。

八女の行き方
飛行機の場合:
福岡空港から高速バスで約1時間、八女 IC 下車。
八女 IC から町屋のある本町の福島地区まではタクシーで千円ちょっと。
まるほタクシー Tel: 0943233733

鉄道の場合:
九州新幹線も停まる JR 久留米駅からバスで1時間。
(西鉄の羽犬塚駅からもバスがあるようです)

宿泊は、ゲストハウスで構わなければ 川のじ がおすすめです。