ベンドール島でワークショップを開催しました。
作る物は六つ目の竹かご。
竹も六つ目も、フランスでは珍しいようで、
外部からの熱心な参加者を含め、8 名が島に集まりました。
都合のいいことに、この島には研修施設があり、
私達もその一部屋を借りてワークショップ開始。
フランスに来ても教え方は変わりません。
とにかく三角形だけを見て編んでいきます。
Ne t'inquiètes pas des hexagones!
やる気と根性のある方限定で募集したためか、
途中まではものすごく順調でした。
そう。途中まではね…
ランチは島のレストランで。
9月中旬にしては暖かい、いや、暑いそうで。
そうなるとみんなソワソワ…
仕方ありませんね。
「じゃあ、一時間だけ自由行動ね!」
わーい。
今でも、海水浴に行ってしまったことは後悔していません。
…が、ちょっといい気になり過ぎました。
ごめんなさい。
大変な事態がこの後に待ち構えていようとは…
アハハ*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'
午後の部。
ヒゴを立ち上げて、胴の部分を編んでいきます。
あら不思議。
教え方がよいのか、参加者が優秀なのか、
あまり手伝わなくても形になっていきます。
ただこの時点で、
ちょっと大きいかなとは思ったんですよね…
胴まではできたけど、縁の竹が足りない!
参加者も呆れ顔です。
が、さすがやる気と根性のある皆さん。
島にあった素材でなんとか縁を作り…
籐で巻いて
夕方には完成しました!
「あ、船が出る!」
島のフェリーは7時が最終便。
「さよなら!ありがとう!」
「さよなら〜!」
港に向かって駆け出す参加者に手を振り、
初めての海外ワークショップは、
なんとか完了したのでした。
よかったこと
- なんとか完成できたこと。手伝ってくれたみんな、ありがとう!
- 参加者と交流できたこと。とくにアジア系の方はご自身のルーツにつながるものとして以前から竹細工に興味があったとのことで「フランスでできるとは思わなかった」と喜んでもらえた。
いろいろ大変だったけど、ワークショップやってよかった。
反省点
- 直径が大きくなって、縁が足りなくなってしまった。このワークショップの材料には、十二分な余裕が必要と痛感。
- 底 18 本、回しヒゴの長さ 90cm くらいの場合は、幅は 4.5mm にすべき。
- 輪ゴムでセンターをマークする際は、ちゃんと円形になるようにすること。今回は三角形になったため全員が戸惑っていた。
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