本棚にあった本を並べてみました。左が竹細工、上にいくほど詳細。
まず、センターの「
かごとざる」。民藝の教科書シリーズの一冊で、竹以外の素材も含め、日本各地の編組品が産地ごとに紹介されています。丁寧に取材されており、読み応えがあります。旅に出たくなる本。
(監修の久野恵一さんが2015年4月に永眠されました。ご冥福をお祈りします。)
下段は雑貨のスタイリング ムック。
作り方はほとんど載ってないのでがっかりするひともいるようですが、いまの生活にあった使い方の提案も重要だと思うので、こういう本も結構買います。
左下の「
手作りする竹のかごと器」は、東北と九州の作家ものを中心に紹介。民藝ではスルーされていた別府の作家ものも豊富に掲載。ただ、肝心の作り方はあまり載っておらず、「手作りの竹のかごと器」だと思ったほうがいいかもしれません。
この件についてはカスタマー レビューなどでもそれなりに批判されたようです。
うーん、まあそれはお客さん怒るかもね。。。
そんなわけで、後日解説書が出版されました。
転んでもただでは起きないところに出版社のバイタリティを感じます(笑)
中段の「
竹かご編みの技法書」です。ムック本に掲載されていたすてきなカゴの作り方が載っています。人気の作家ものの作り方が分かる、貴重な一冊です。
でも、やっぱり写真は雰囲気重視のソフトフォーカスだったりして。「技法書」というタイトルはまたもや盛りすぎではないかと思います。
でもアレンジの方法を知るにはよい本なので、購入してとても満足しています。
ブログに載せた
八つ目カゴも、この本を参考にして作りました。
これに対して、一番上にある「
竹細工入門」は地味なタイトルですが、説明がしっかりしています。すべての手順を写真付きで完全図解。竹細工の全手順を明示的に解説した珍しい本で、めかごなどの基本をマスターしたいひとにおすすめ。
下段のスタイル ムックに共通して登場するのが、左端の「
かごの本」を出したカゴアミドリ。ウェブ上でカゴの販売を行っていて、国立に実店舗もあります。小さなお店ですが、すてきなカゴがぎゅっと詰まっています。
こうやってならべてみると、本と本の違いやつながりが見えて面白いですね。