2015年9月28日月曜日

鳥越のスズ竹細工、ふたたび

岩手県の鳥越に行って来ました。
一年ぶりの再訪です。

6時半のはやぶさに乗車して、約3時間後…
もみじ交遊舎に到着。

千葉の長南町に行くのも片道3時間。
時間的には変わらないことに驚きつつ…
今回は網代編みのバッグを2日間かけて作ります。入門コースの上級編です。

初っ端からお見苦しい写真で申し訳ございません。
棒に挟んだヒゴを足で固定します。
横ヒゴを編みはじめたら、今度は座布団で固定。
午前中で底の部分が完成しました。

さてと、お昼にしますか。
その前に売店でおみやげを物色…ん?
ない!
物がないよ!Σ(゚д゚lll)

夏休みにTVで紹介された反響が大きくて、在庫がなくなってしまったとのこと。お客さんも次々に訪れます。

中には、東京より安いので、時間はかかるけど注文して帰る人もあり。
けれど、何も言わずに、残念そうに手ぶらで帰るお客さんの姿もあり。

気持ちは、なんとなく分かるような気がする。

東京では物がないなんてことないし、店員さんの方から話しかけて来るもんね。

でも、こういうときはこっちから声をかけてもいいのかも。

私なんか、最近は図々しいもんで…
さてと、次は胴の立ち上げです。
1本、5本、4本…だったかな (^^;;
指導員さんの指示通り編み込むと、あら不思議。角ができた。
素材の感触は、竹というよりも固い草を編んでいる感じ。
胴は 7 本とって、1、3、3、と...
丸一日かかって胴体が完成しました。
2日目。
縁を巻いていきます。
鳥越の道具は、なかなかユニークです。
ナタの柄が長い…
「長くないと、脇にはさめないでしょ」
えっ?そうやって使うの?

確かに、これなら握力なくても大丈夫。
キリをぶっ刺して巻いていきます。

枠の材料は、一戸のカゴやさんから分けてもらった真竹。
ふーむ。あっちとこっちは繋がっているのか…


手は麻縄を芯にして巻いていきます。
できた!

毎度のことだけど、手間がかかる分、感慨ひとしおです。

こんなに手間がかかってて人気があるなら、値上げを考えそうなものですが、交遊舎はマイペース。
去年と変わらない、ゆったりとした時間が流れていました。

今回の工数
たっぷり2日間

体験製作はレベルに応じて実施、要予約。
今回も、ご都合やアドバイスを聞いてから旅程を組みました。

岩木山の根曲がり竹細工

リンゴもたわわに実る頃。
岩木山の根曲がり竹細工を訪ねてきました。
岩木山は青森県弘前市にある大きな山で、ふもとにリンゴ畑が広がっています。

というわけで、まずは弘前リンゴ公園に寄り道。
入り口にあるシードル工房では一杯300円で試飲ができます。
しぼりたてのシードル、初めて飲みました。
美味しい!瓶詰めにはない、リンゴの香りがする。

キロ200円で、リンゴもぎもやっています。
早生の未希ライフが収穫を迎えていました。
未希ライフ?聞いたことない品種ですが…
美味しい!酸味と甘みのバランスがよく、シャキシャキとした歯ざわり。香りも良く、真っ赤な果皮はリンゴの理想型。


あ、竹細工のこと、忘れてた…

シードルの酔いも醒めたところで、収穫した未希ライフをカバンに入れて、岩木山を目指します。

岩木山はこんな感じで、弘前市のどこからでもデッカく見えています。

Googleさん、Googleさん、私を岩木山の竹細工センターに連れて行ってください…

Googleさんが案内してくれた道。


誰かの畑、ではないですか?

リンゴ農家でも早生の収穫の真最中。
あ!りんごカゴだ!

「写真?いいけど、何がおもしろいんだか。アハハ。ハネたのあるから持ってく?」

青リンゴもゲットしました。


電動自転車で進むこと20分。
岩木山、まだはるか…

三上竹製品センターに到着。
お店は工房の横にあって、シンプルな陳列棚にカゴがズラリ。


りんごカゴにビール入れ。
かっこいい。
スズ竹細工とはまた違う、力強さがあります。

事務スペースには見本がズラリ。

明るい作業場で、東京のカゴ屋さんから注文のあった茶碗カゴを製作中。
東京のお店でみたあのカゴも、こんな風に作られているんですね。

農作業用のりんごカゴも、まだ商っているそうで、奥の倉庫に積まれていました。
あ、さっきのと同じだ。

昔はこの建物全体が倉庫だったそう。最盛期には倉庫フル回転で十万個のりんごカゴを出荷していたとか。

そんなお話を三上さんとして、岩木山をあとにしました。



カゴいっぱいのお土産を持って、東京に帰ります。

本日の収穫
もいだリンゴ。
もらったリンゴ。
kimori のシードル。
三上竹製品センターのビール入れ。









2015年9月11日金曜日

菊底編みのヒゴ継ぎ

菊底編みのヒゴの継ぎ方が分かりました!

正解は、なんと「なにもしない」です。
編み上げてから、面一でカットすればOK。上下のヒゴに挟まれて固定されます。

勢司恵美さんのお手本には継ぎ目は見当たらない。写真が悪いのかと思ったけど、どうやらきれいに継いであるから境目が見えないみたいです。
わたしの写真でははっきり見えますね。笑

勇気を出して切りましょう。
ただし我々素人は、一本ずつ。
確認しながら切りましょう。